幼児から大人まで、楽しくお金を学んで夢を叶える!
こどものお金先生 田浦まみ です。
【簡単なプロフィール】
1級ファイナンシャル・プランニング技能士
親子で参加できる、子どものためのお金のセミナーを開催。
「楽しみながら学ぶ」をモットーに、はじめてのお小遣い~実践的な投資に至るまで指導。
プライベートでは4歳男の子のママ。
元銀行員 → 東京キッズマネースクールうちゅう校 代表講師
子供たちがお金について学ぶことは、子どもたちの未来における成功に向けた重要事項です。しかし、お金の教育は学校ではあまり積極的に行われていません。
そのため家庭での役割が大きいのが現状ですが、多くの親御さんたちはどのようにしてお金について教えるべきか悩んでいると思います。
この記事では、専門知識がなくても家庭で簡単にできるマネー教育のアイディアを提案します。
親御さんの一歩で、子供たちの未来が変わるかもしれません。一緒に始めてみましょう!
リアルマネーに触れさせる
お子さんは日本のお金を全種類を実物で見たことがあるでしょうか?
近年キャッシュレス決済の普及によって、現金を持たない人が増えています。
子どもにキャッシュレス決済の使い方を教えるのも立派なマネー教育と言えますが、小さな子どもにとっては電子マネーは実体を感じづらいものです。
まずはお財布に入っている現金を使ってお金の名前などを教えてあげましょう。
皆さんは日本の硬貨や紙幣に何が描かれているのか説明できますか?
偽造防止のためにどんな工夫がされているのか知っていますか?
お金は身近なものですが、意外とじっくり見たことないですよね。
子どもと一緒にお札のホログラムや透かしを楽しんでみてはいかがでしょうか。
また、海外旅行に行った際の外貨のあまりなどが手元にあれば、日本円と比べてみるのも面白いかもしれませんね。
ごっこ遊び
家でいつもやっているおままごとも、マネー教育につなげることができます。
お店屋さんごっこで品物に値段をつけて売ってみたり、電車ごっこで切符を買ってみるのもいいですね。
「お金のお勉強」と意気込むと親も子も疲れてしまいますので、楽しく遊びながら自然とお金の使い方を学ぶことがポイントです。
お店屋さんごっこで3歳の子にピーマンの値段を尋ねると「3まんえんです!」と、とんでもない値段を言われるかもしれません(笑)
「高すぎるよ~」などと会話をしていれば、だんだんと「100えんです!」と妥当な価格を言うようになってきます。
これは金銭感覚が育っている証拠です。
お子さんの成長も楽しみながら、日常の中でお金の話を取り入れてみてください。
お財布と貯金箱を用意する
おこづかいを渡しているご家庭であればすでに用意してあるかもしれませんが、小さいお子さんでも自分のお財布や貯金箱があるととても喜びます。
子どもが気に入ったものを一緒に買ってもいいですし、工作が得意な方であれば段ボールや牛乳パックなどを使って手作りしてみるのも面白いですね。
お金への興味がわき、お金をより身近に感じられるようになりますよ。
絵本を読む
お金にまつわる絵本を読んでみましょう。
絵本であれば、お金のこともわかりやすく書いてあるので子どもも理解がしやすいです。
お金ドリルに挑戦してみる
市販の幼児~小学生向けドリルにも「お金」に特化した内容のものがあるのをご存じでしょうか。
模擬貨幣やすごろくが付録のものがあったり、キャラクターとコラボしているものもあります。
様々な出版社が発行していますので、お子さんの興味に合わせて選んでみてくださいね。
なお注意点として、ドリルはお勉強っぽくなるので、親御さんがつい厳しく指導してしまいがちです。
お子さんが嫌がる場合は無理せず、時間や場所などを変えて楽しくできるときにトライしましょう。
YouTubeを見る
YouTubeにお金の知育動画がたくさんアップロードされています。
お金の種類を歌いながら覚えることができます。
親子で一緒に歌えたら楽しそうですね!
ゲームで遊ぶ
すごろくやボードゲームなどのアナログゲームで遊びながらお金を学ぶこともできます。
人生ゲームやモノポリーは皆さんも一度は遊んだ経験があるのではないでしょうか。
定番のゲームでも、子ども向けに難易度を低くしたものも発売されていますので、家族全員で楽しむことができます。
ゲームでヒートアップしてケンカにならないように要注意です(笑)
クイズを出してみる
新しく買ったものを見せて「値段当てクイズ」を出してみましょう。
大人でも楽しめますし、子どもにとっては金銭感覚を磨くチャンスになります。
値段を教えるだけでなく、どうしてこれを買おうと思ったのか、どういうところが気に入ったのかなども話してあげてください。
今後お子さんが買い物をするときに、きちんと理由を持って判断して買えるようになるでしょう。
もしお子さんが自分で何かを買ったときは、逆にお子さんに値段当てクイズを出してもらって、どうしてそれを買ったのかなどを発表してもらうといいですね。
表現力やプレゼン力も伸ばすことができるのではないでしょうか。
フリマアプリで出品してみる
皆さんはフリマアプリを利用したことはありますか?
メルカリの調査によると、中学生の4割がフリマアプリの利用経験があり、高校生では6割にものぼるそうです。(引用元:メルカリ、小学生から高校生の保護者を対象に、「子どものフリマアプリの利用・教育ツールとしての可能性に関する意識調査」を実施)
現代はインターネットが必要不可欠な時代ですから、うまく付きあっていく方法を学ばなければなりません。
フリマアプリの出品を経験することで、金銭感覚だけでなく、ネットリテラシーや物を大事にする心を育てることができます。
お子さんが使わなくなった本やおもちゃなどを出品してみましょう。
ただし、アプリの使用は親がしっかりと管理し、トラブルが起きないように注意してくださいね。
まとめ:お金の話をすることが大事
家庭で簡単にできるマネー教育のアイディアをお伝えしました。
色々な方法を提案しましたが、個人的に一番大事なのは「家庭の中でお金の話をタブーにしないこと」だと思っています。
日本人は「お金の話なんかするもんじゃない」と考える人が多くいますが、はっきり言ってそれはもう時代遅れです。
子どもたちにはお金を味方につけて、現代をたくましく生きていってほしいですよね。
そのために私たち親世代ができることはたくさんあると思います。ぜひ一緒に始めてみませんか?
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